解決事例
【示談成立】慰謝料500万を請求され分割を打診してしまうが、200万分割で解決
20代
- 不倫慰謝料を請求された
相談前
ご相談者に、相手方弁護士から不倫の件でと連絡が入りました。相手方弁護士から内容証明をどこに送付すればよいかと尋ねられたため、自宅や職場に送られると迷惑がかかってしまうと思い、相手方弁護士の法律事務所に直接受け取りに行くことにしました。内容証明を見ると、妻との不倫(不貞)が10年近く続いている、500万円の慰謝料を支払え、妻に接触するな、などと記載されていました。その場でご相談者は、500万円というのは高すぎるので何とか分割にしてほしいという打診を相手方弁護士にしてしまいました。
ご相談者はその後心配になり、500万円からの減額と分割払いを希望して、ご相談にお越し頂くことになりました。
相談後
当事務所は、ご相談者には今後相手方妻に接触するつもりはないことを説明したうえで、婚姻破綻がないのではないか、だとすれば500万円というのは高額すぎると争っていきました。すると相手方弁護士は、仮に婚姻破綻がないとしても、不貞期間が極めて長期に及んでいると反論してきました。
不倫慰謝料の減額に向けて粘り強く示談交渉を進めて行った結果、ご相談者が訴訟で争うよりも早期解決の方向性を希望されたこともあって、最終的にはご相談者が相手方に200万円を支払う(頭金+残額を分割)形で示談が成立しました。
弁護士からのコメント
不倫慰謝料として請求された額に異議を唱えることなく、分割払いを一度は打診してしまった事案です。本心からその額に納得している場合はもちろん別ですが、請求されている額を受け入れるような発言を軽々しくするのは危険です。一旦受け入れるような発言をした後で異議を唱えると、「払う約束をしたはずだ。一体どういうつもりだ」と相手方に思われてしまう可能性が高いです。相手方の提案はあくまで提案として持ち帰ったうえで(=請求されている額を承諾するようなことを言わずに)、弁護士に依頼してきちんと反論・対応していくべきです。
ご相談者としては、家族や職場に迷惑を掛けたくないという思いがあり、できれば早期解決をと希望していました。仮に慰謝料額を争って訴訟となった場合、解決まで時間がかかるうえ、婚姻破綻がなさそうであることがプラス材料(不倫慰謝料の減額材料)になるとしても、相手方の指摘している不倫期間が極めて長期である点がマイナス材料(不倫慰謝料の増額材料)となる可能性がありました。そのことを踏まえたうえ、早期かつ穏便に解決できるというメリットを考慮して、示談解決を選択したものです。
その他の解決事例
- 不倫慰謝料を請求された
不倫慰謝料300万円を請求されたが、20万円に減額&分割払で示談した事例
ご相談者のもとに、交際男性妻(=相手方)の弁護士から内容証明が届きました。「不貞が原因で夫婦関係が破綻した、慰謝料300万円を支払え」という内容でした。 ご相談者としては、不倫のことは申し訳なく思っていました。しかし、相手方と直接話をした時に「離婚するつもりはない」と聞いていましたし、内容証明の「破綻した」という点には疑問がありました。また、不倫発覚がきっ・・・
- 不倫慰謝料を請求された
【訴訟で和解成立】不倫で出産。700万円超の慰謝料を50万円に減額し解決
ご相談者は、交際相手が既婚であることを知らずに交際を始めました。 その後、既婚であることを知りましたが、関係を断ち切ることができずに、最終的には交際相手の子を出産するに至りました(交際相手はその子を認知)。 交際相手の妻から、遅延損害金を含め700万円余りを支払えとの慰謝料請求訴訟を提起されてしまいました。当事務所は、関係を持った時点で夫婦間の婚・・・
- 不倫慰謝料を請求された
【示談成立】慰謝料300万円を請求されたが、50万円に減額し早期示談した事例
ご相談者はアプリで男性と知り合いました。アプリは独身者だけが登録・利用できるものでしたので、男性も独身だと思っていました。友人付き合いが続き、ある時、男性に対して交際意思を尋ねました。すると男性から、実は自分は結婚している、ずっと前から妻とは仲が良くない、などと打ち明けられました。ご相談者は男性と距離を置こうとしましたが、男性から繰り返し誘われたことから、身・・・
- 不倫慰謝料を請求された
【示談成立】慰謝料振込後に相手方から次々連絡を受けた事例
ご相談者は、交際相手の元妻(=相手方)から請求され、示談書を作らずに慰謝料150万円を支払いました。慰謝料を振り込んで終わったと思っていたら、その後も相手方から、金額を決める時に知らない事実があったから話が違う、交際相手(=相手方の元夫)と別れろ、などと次々連絡が入りました。 ご相談者は精神的に疲れ切ってしまい、これからどうしたら良いのかと思って、当事・・・
- 不倫慰謝料を請求したい
【示談成立】不倫慰謝料200万円を早期回収した事例
ご相談者は、妻の不貞を知って、不貞相手である妻の上司に何度か連絡を入れました。すると不貞相手本人ではなく、その代理人を名乗る弁護士から連絡が来ました。ご相談者は、不貞相手に弁護士がついた以上、慰謝料請求を自分自身で進めていくのは難しいだろうと思い、当事務所にご相談いただくことになりました。 当事務所は、不貞相手が立場を弁えず積極的に妻を誘っ・・・
- 不倫慰謝料を請求された
【示談成立】慰謝料300万円を請求されたが、30万円に減額し解決
ご相談者は、SNSで知り合った女性と肉体関係を持ちました。その女性から結婚を考えている男性がいるとは聞いていましたが、いつ結婚するといった細かいことまでは聞いていなかったという記憶でした。 後日、当該女性の夫を名乗る人物(=相手方)から、直接会って話を聞きたい、ご相談者の会社などに不倫のことを連絡する、といった連絡が入りました。 ご相談者としては、相・・・
- 不倫慰謝料を請求された
不倫で示談書にサイン。違約金300万円を請求されたが、75万に減額し再示談
①ご相談者は、交際相手の妻(=相手方)から不倫の件で話がしたいと呼び出されました。その場に赴くと、相手方から示談書を突きつけられました。ご相談者は内容を一旦持ち帰って検討したいと言いましたが、ここでサインしなければご相談者の家庭も崩壊させるなどと言われたため、示談書にサインしてしまいました。②示談書の内容は、不貞で家庭を崩壊させことを認めて慰謝料240万円を・・・
- 不倫慰謝料を請求された
【示談成立】交際相手の子を中絶。不倫慰謝料500万円の請求を50万円に減額し解決した事例
交際相手の妻(=相手方)の弁護士から、ご相談者の職場に内容証明が届きました。その内容は、ご相談者が交際相手の子を妊娠したことで精神的苦痛を受けたので慰謝料500万円を請求する、というものでした。 ご相談者は、相手方に迷惑をかけて申し訳ないという気持ちでしたが、500万円はとてもすぐに払える額ではありませんし、どのように回答すればよいかと思って当事務所に・・・
- 不倫慰謝料を請求された
【示談成立】不貞慰謝料200万円を請求されたが、40万円分割払で解決した事例
不倫慰謝料200万円を払えという通知書が弁護士から届いたため、対応に困ってご相談にお越しいただきました。ご相談者は、知人女性の離婚前に色々と相談を受けるなどしていましたが、実際には肉体関係どころか交際すらしていませんでした。ただ、親密なように見られかねない事情もなくはありませんでした。当事務所は、不貞行為も交際もしていなかったことを主張したうえで、相手方(=・・・